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北の七月/残り梅雨と屋敷森
2009年 07月 22日 (水) 03:42 | 編集
3れんきゅうでおばあちゃんちに行ってきました

ややこしいので先に書くと(数年にわたるブログ記事の中には何度か出てきてるが)

どっちの「おばあちゃんち」かというと、どっちも、である。
わたしの両親はともに岩手県出身で、実家は目と鼻の先、小中高おなじ。

父方の祖父母は、もともとの家を離れて今はマンションに暮らしているので
母方の実家とは少し離れてしまったけど、まあ、いっぺんに行ける距離なのです。


*


土曜日、妹と渋谷で待ちあわせ、東急で年下の従姉妹たちにおみやげを買う。

「待ち合わせが東京駅の〈銀の鈴〉って言ってたけど、そこに鈴があるってこと?」
「寿司屋さんでも、ケーキ屋さんでも、猫カリカリ屋さんでもないのよね?」

(つまり、銀の皿でもぶどうでもスプーンでもないのだ)

鈴の正体は結局よく分からんかったが、羽田から移動してきた父と弟と合流。

新幹線で北上。隣の妹としゃべりたおす(お約束)
早いとも遅いとも言いがたい。3時間。


北上に着いたら、季節が半月もどって驚く。
こっちでは、梅雨前線がまだ本気で雨を降らせているのね。


今回、父が実家に行くと言っていたのは

「おじいちゃんの病気が心配だから。」

去年ちょっと入院したのは知っていたけど、さほど深刻だとは思ってなかった。

なかなか会えないのだけど、
おじいちゃんは、いい意味の威厳があり、かっこよかった。
農協の組織で上り詰め、辣腕をふるい、バリバリと仕事をしていた。
海外にもよく行っていて、わたしの部屋にあるロシアのマトリョーシカも、そのお土産。

でも、3年ぶりに会った祖父はすごく痩せていて、
家の中でも酸素のチューブが必要になっていた。そうだったのか・・・。


とりあえず祖父母にあいさつして父だけ残り、きょうだい3人は、母方の実家に移動。
こっちのおじいちゃんはばりばりに元気で安心したけど、
おばあちゃんは3年前に亡くなっている。
両親と、きょうだい代表でわたしだけお葬式に出た。
遺影を見ると、やっぱり「なんで生きてるうちに会えんやったんやろう」って涙が出た。
妹も、これが初めての実感だったから、ぼろぼろ泣いていた。

おじもおばも、やさしい。従妹は、色白で、かわいい。
ご飯が、っていうか、お米が超おいしい。おかわりしてしまう。

6畳間にふとんを3枚ならべて、きょうだいで川の字。超シュール。
弟の青春な話をつっついて聞き出し、姉2人で、からかう。


2日目、ばたばたと母方の実家を後にし、迎えにきた父と合流。
父方の家族で温泉旅館に集まり、祖父母を囲む会のようなものを開く。
サプライズで花束なんかも。

祖父はそれまで調子が悪く、外出すら危ぶまれていたらしい。
でも、昼食も結構食べて、祖母や伯母はすごくおどろいていた。


祖父母は、長い間頑張ってきたというのに、ここ数年で困難に見舞われた。

でも、なかなか集まれない子どもや孫に囲まれる、という機会に触れ

「来年80になるが、このような老境があるとは思ってもいなかった」

と、祖父は言った。そして、自分はおばあさんによって、生かされている、と。




夜は、祖父母のマンションで、伯母のつくったカレーを食べる。

祖父は、わたしたちに会って元気が出た、と言ってくれた。
確かに初日に会ったときより元気そうな祖父をみて、本当にうれしかった。
そして、これほどの存在肯定はないなあ、と思った。
また絶対、会いに来なければ。


その夜は、盛岡の伯母の家に移動し、また3人まとめて泊まる。
父の姉である伯母は、とてもたよりになる。無条件に安心してしまう。


翌朝はすっきり晴れて、さわやかな東北の夏だった。
岩手山が見えるコースを車で走ってもらい、
冷麺をごちそうになり、新幹線に乗り込む。

本を読み、爆睡し、東京につく。
羽田に向かう父と弟と別れ、わたしたちは、それぞれの地下鉄で帰路へ。


かくして、ひじょうに大事な連休がおわった。



ほんとうに滅多にない機会なのだけど、今回、
自分のルーツとかそういうものについて、また少し情報がふえた。


わたしは今25歳なのだが、

両親はその歳で結婚していて、

祖母は、その歳で父を産んでいる(しかも3人目)

そしてその祖母の父親(つまりわたしの曾祖父)は、
祖母が幼い頃に家族を残して樺太に渡り、その年にチフスで死んだのだそうだ。


樺太・・・!



わたしの中身って本当に、北国なのね・・・。

さむがりなんだけどな。
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