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光の庭
2010年 04月 01日 (木) 02:09 | 編集
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こころを透かすように


いちおう「雑記」カテゴリは時期によって区分けをしている。
今これをかいているのは他でもない福岡の実家なのだけど
この記事で東京カテゴリをおしまいにしよう。



最後まで飲んでいた私であった。

金 西麻布
土 六本木
日 学芸大学
月 飯田橋


【金曜、送別され会】

最後の日は会社で資料をまとめたりしていた。
わたしは人に関する調べものを山のようにこなした。
それが、4月に出る広告になる。よかったね。

うちの会社は、出て行くひとに優しい。
いわゆる「寄せ書き」を、普通にはやらない。
毎回、工夫と愛がこもっている。

一次会から大泣きしてしまう。

戻ってきたらいいやんって、言ってもらう。

コピーライター全員に、手紙を書いたので、わたす。

二次会、三次会を経て、最後は会社にもどってフロアで5時半まで飲んだ。
10時間のみつづけたことになる。



【終わらない引っ越しはない】

7時から2時間だけ寝るつもりが。。。
引っ越し屋さんが来る、1時間半前におきる。
その少しあと、会社のマネジメントのお姉さんが手伝いに来てくれる。

来てくれんかったら、ぜったい終わらんやったわ。。。

段ボールにつめ終わらないまま、引っ越し屋さんが来て、
なかば呆れられつつ、物を拾っては箱に投げ込み、終わったものから運び出してもらう。

部屋はなんとか空っぽになり、お姉さんと床にぺたんと座って、
お弁当を食べながらぼんやりおしゃべりをする。


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さいごのベランダ写真 くもり

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空っぽになりました





土曜に、思いがけないメールを受け取った。
知らないアドレスで、顔は分からないけれど知っている、年上の女の人だった。
一生懸命かんがえて、できるだけ真摯な気持ちで、返事をした。

それにもらった返事を読んで、胸を打たれて泣いてしまう。
そのひとのことが一発で好きになってしまった。
わたしはどうすればよかったのか。





次の日は、九段にある所属会社の事務所に用事があったので
部屋を出た後は、飯田橋のホテルに泊まった。

会社に戻るお姉さんと別れたとき、プレゼントをもらっていた。
(本当に、いろんな人にたくさんのものをいただきました。ありがとうございます)

チェックインしたホテルの部屋で包みをあけて、大泣き。
別れるのが寂しいのはもちろんだけど、お姉さんの思いやりの深さは本当に規格外だった。
わたしのことをよく分かってくれてたんだなあっていうことが、
贈り物のセレクトで分かってしまう。


3時、傾いた月の光が、射るように部屋に差し込む。
そのまぶしさは本当に異様なほどで、白い枕に手をかざすと、くっきりと濃い影が落ちた。


さいごまでさいごまでさいごまで、本当によく話した。尽きなかった。
地下鉄の入り口で「また来ますから」って、あっさり別れる。

本当に一生懸命がんばって、そして、少しくたびれた。

それにしても、
ああ、どうして気づいてくれなかったの。





麻布十番から、キャリーを引きずって鳥居坂をのぼる。
飛行機に乗る前に、前好きだった人のお母さんに会えた。
6月に一度おうちにお邪魔してから渡そうと思っていた、
わたしが大学で作った映像作品を集めたDVDを持っていった。
曲をつくってもらったり、ノイズ消してもらったり、効果音つけてもらったり、
はなはだしく迷惑をかけた記録なのだった。。

お勤め先は、古くて立派な日本庭園のある場所だった。
大きな池を囲んでどっしり立つ木々に、午後の光があたる。
木立の向こうににょっきり見える東京タワー。
うっとりと桜の枝を眺め、ここに来れてよかった、感謝を伝えられてよかった、と思う。





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メールの送信履歴は、同じ人のは上書きされて、直近30人分が残る。
飛行機に乗る前に携帯を見ると、その30人の中で一番古い記録はわずか1週間前だった。

ほんとうにたくさんの人と、ずっと連絡をとりあっていた。

空港に降り立つと、急に、
わずか2時間弱のフライトで、みんなの視界から消えてしまったんだ
と思ってかなしくなり、手荷物が巡っていく回転台の前でめそめそする。


それでも、視界から消えて忘れられちゃうんだ、とか勝手にいじける前に、
どれだけ優しくしてもらったのか、どれだけ楽しい時間をともに過ごせたのか、
その一人ひとりに対して、わたしが心に刻んでずっと覚えていようと思った。


本当に、ありがとう。また来るけん♪
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