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9歳児の宇宙
2010年 05月 23日 (日) 05:00 | 編集
金曜、一日がかりの取材から戻ったら、チームのひとたちはもう帰っていた。がらん。
じつは金曜、全社を実質ほぼ休業とし、社内のMacを全とっかえするという作業日だった。
わたしは小規模で済む予定だったのだけど、やんなくてはならない。
ベローチェで買ってきたコーヒーを飲みながら、だらだらとメールの設定などをする。

ところが、みんな帰っていたわけではなく、行きつけで飲んでいたのだった。
「もういいけんさっさとおいでよ」
急ぎの作業もなかったし、CS4を入れるのは月曜でいいことにして、焼き鳥屋へ。


金曜日は、会社のひととビールを飲むのがいちばん美味しいと思う。
一週間のあれやこれやを共有した「おつかれさま」の実感は半端ない。
ちょっと前にやってたホットペッパーHooMooのCM、
会社のひとたちはこんなに嫌だから気心しれた仲間と飲むほうがいいんだ~
的な、東欧やロシアのアニメっぽいおしゃれな絵柄だけれど内容はえぐいあれ、
あんまり好きじゃなかったなあ・・・分かるけれど、ことさらに言わんでも、と。

もちろん、チームに恵まれたから、という有り難さはかみしめる。
なんというかチームの内外で落差がはげしいので、
メインの編集物以外の仕事では「うがー!」と思わされることが多く、
だから飲んでいるときに、ジョッキ片手に「うがー!」って、つい言っちゃう。


お店について、引き戸をかららら、と明けると、
いちばん奥の座敷にてんこもりになって飲んでいる一団を発見。

おお、上司のチルドレンがいるではないか!とてもひさしぶりだ。
上司は、ひとりで3人育てているかっこいい人なのである。

東京に行く前は上司のチームじゃなかったし、
チルドレンとはあんまり絡んだことなかったから
彼らにとって、わたしはほとんど初対面であった。なかよくしてねー。

丸一日の取材をねぎらってもらい、飲み始めるも、
やっぱり子どもたちの挙動がおもしろすぎて目が離せない。


真ん中の9歳の男の子が、デュエル・マスターズの対戦を要求してきたので、乗ってみる。
2つ年上のお兄ちゃんのカードを(勝手に)わたしに渡してくれるものの、皆目分からん。

「ドローして!」「えっ、ドローって何?」「カードひくと!」

「どうすると?ブレイクすると?」「えっ、じゃあ、うん」

「それは呪文やけん出したらいかんー!」「えー!ちがうの!」

本来は見せないじぶんの手札を見せて、どれを出したらいいか指示をされつつ、
彼の言う通りに戦い、そして順当に負けるわたし。

「もー相手にならーん!」

うれしそうである・・・。


途中から、モンスターにつけられた名前の漢字の意味を、片っ端から聞かれる。

「超絶神ってなん?」「んーと、超すげー神様!」
「地獄スクラッパーって?」「えーと、地獄の、んー、こわすやつ!」

むずかしくて言いよどんでしまうと、
「九大のくせに分からんと!」と、頭をばこばこ殴られる。

するとお母さん(上司)が怒る。

「あんたもー、やめなさい!Tるいちゃんのお酒が進んどらんやろ!
 きょうは50代の相手ばっかしてきたっちゃけん、その後あんたじゃいかんやろ、
 Tるいちゃん彼氏おらんっちゃけん、真ん中の年頃で探さないかんとよ!」

はい、お気遣いありがとうございます・・・。


その後も、わたしの名字を覚えた彼から
「てるてるぼうず!」とか「はげ!はげ!」とか「はげっぱつるっぱヨーロッパ!」とか
懐かしすぎる罵倒の数々を浴びる。すごい、わたしが小学生のときから変わってない・・・

「あんたねー、わたし怒らせたらめっちゃ雨ふるっちゃけんねー!」

ひっくり返っておおよろこびの9歳児をこしょぐりまくっていると、
とつじょとして、思いもかけないことを聞かれてしまう。


「ねーねー、ちぎれ雲って、何でちぎれとーと?」


ちぎれ雲・・・。


「ちぎれ雲って、いつちぎれるとー?」


わたしは雲をぼんやり見るのは好きだけど、
どれが「ちぎれ雲」なのか考えたことはなかった。

「んーとねー、○○くんが寝とるあいだよー」

とか、引き続きこしょぐりつつ答えるも、深遠な問いに、つい考え込んでしまった。


小6のお兄ちゃんは、大人っぽく文庫本を読みつつ時々お母さんをあしらい、
一番下の女の子は、もうだいぶ前から座布団にくるまって爆睡。
ちぎれ雲の彼も、完全にハイになってしまったのを上司がいなして、
一家は日付が変わる前に元気よく先に帰った。たのしかった。


残ったメンバーでれろれろになるまで飲んだ。そして上司のくれたチケットで帰った。
草香江でエディターさんをおろしたあと、「春日方面に」と言ったあと爆睡。
5号線で、運転手さんに「お客さん!寝てるんですか!」と起こされる。

とりこぼしたであろう記憶は、月曜の朝に回収してまわろう。


チルドレンとは、これからもいっぱい会うことがあればいいな。
カードバトルのルールは、今サイトを見てみたけれど、まったく覚えられそうになく、
期待に応えられないわーとか思うけど、たぶん期待されてもないんだろうなあ・・・。
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