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倉庫で寝た話
2010年 07月 05日 (月) 23:40 | 編集
先週の木曜日、徹夜したので、金曜日の午後、会社の倉庫で寝ました。

朝7時に会社を出て帰宅し、
お風呂に入ってスーツに着替えてクライアントの編集会議に出て、
ほんとうはもっぺん帰って寝ようと思ってたけど、時間の節約のために、そうした。


会社の地下2階には、そのビルのテナントにそれぞれ1つずつ割り当てられた倉庫がある。
倉庫案を提案してくれた、経理のお姉さんがくれた鍵と、
同僚のデザイナーが貸してくれたビーズクッションと携帯を持って、うすぐらい廊下を歩く。


自分の会社の番号のドアに立って、鍵をまわす。
倉庫は暗くて埃っぽくて、棚のあいだは狭い。
いちばん奥の隅っこに、
環境チームがUDの仕事でつかった車椅子があったので、そこで寝ることにした。
電気をつけたままでは眠れそうになかったので、ドアのところに戻ってスイッチを切り、
そろそろとiPhoneの明かりで隅っこに戻った。しいんとして、まっくらである。

環境チームが現地写真を撮るしごとにつきあったとき、この車椅子に座ったことがある。
ぎこちなく腰掛けて目を閉じると、
さらに下を通っているのであろう地下鉄の音が、静かに響いた。
そして、あっというまに、輪郭を失うように、もっと深い闇に落ちた。


一緒に徹夜した先輩が仮眠から戻ったタイミングで、同僚が電話してくれた。
たっぷり3時間はたっていた。ほんとうに安らかに眠れた。
もし遠い自宅に無理に帰っていたら、時間はもっと短かった上に
中途半端に深い眠りになって苦しかったと思う。



むかえに来てくれた同僚は、暗がりからもそもそ出て来たわたしを見て笑った。
地下で、倉庫で、スーツで、車いすで寝てるっていう話が
社内でじゃっかん、ざわめきを生んだそうだ。



徹夜なんかしたくないしえらくもないし、
それは進行のどこかに問題があったのだけど(おおかたは上司の無茶ぶりだが)
たてものの中で、地下鉄の音が聞こえるなんて思わなかった。
すてきだなと思った。その発見は、よかった。
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